エネルギー管理士の難易度について、考察していく。
「エネルギー管理士を取ろうと思っていますが、どの程度の難しさで、どの程度の時間を要しますか?」という質問を受けることがある。
ここにも触れる。
エネルギー管理士の合格率
合格率は『約25%』である。
これを高く見ると、低く見るか。
いわゆる簡単な資格試験と比較すると、実はこの合格率は高いとは言えない。
どういうことかというと、試験受験者のレベルが高いからだ。電験3種に合格してから受験する人、電験3種と併願して受験する人もいる。
電工の筆記に苦戦する段階であれば、非常に難易度が高い試験と言えるので、合格率だけでの判断はしない方がいい。
甘く見ると、実力のある人でも1科目だけ落としたりする。
申込者数と合格者数
申込数は1万人程度を推移している。
一方で、合格者数は2500名程度。
人数規模だけ見ると、他の資格試験と比較すると、人数は少ないと感じる人もいるだろう。電験3種の申込者数は6万人程度だ。
ちなみに受験者数は7000人後半であり、2000人は受験しないことは知っておこう。つまり、試験会場に行って試験を受けるだけでも、かなり順位は上がるし、素晴らしいと言える。最後まで頑張ってみると、いい事が起こる可能性はある。